2012年10月18日木曜日

Macchi's Mixte-Mini 初日、2日目

奥様の為に制作。というお客様の車両のヘッドリング、シートのスリーブです。 喜ぶ姿を期待しながら制作していることでしょう by BYOB Factory Tokyo


この前の日曜日、10/14日から製作をスタートされたお客様がおられます。
なんと奥様のための車両を作られるとのこと。 愛妻家でいらっしゃいますね。

聞けばこの方、BYOB Factoryと時を同じくして開講した、サイクルデザイン専門学校の生徒さんだとか。
納得、確かに一台の仕上がりイメージの完成度が高いです。


手と愛情をかけて作る奥様号、せっかくですので製作の模様を回を分けてお伝えしていきたいと思います。

では、参りましょう!






普通ならジオメトリーの決定からスタートとなるのですが、そこはさすが現役の方、ご自身で数字を決めておいででした。
奥様の体格と使い方に合わせての数字に、こちらからもちょっとだけ意見を入れさせてもらって製作スタート!


今回は太いタイヤの仕様も考え、20"ホイール(ETRTO406) の小径ミキストの車両。
ヘッドチューブが長いため、ヘッドセットの入る上と下に補強のリングを入れます。
(トップ写真右の2つ)
あわせてシートチューブとトップチューブの接合部にかぶせるスリーブも製作。

頭文字のMをモチーフにした、ポインティーなイメージが特徴的ですね。 クールです!




そしてリングができたら、ヘッドチューブにロウ付けし、仕上げ。
ヘッドチューブを先に完成させてしまいます。
(写真が逆さ。。失礼)

一日目はここで終了。次からが二日目です。





二日目、ヘッドチューブができたので、メインチューブのマイタリング(ザグリ)をします。
まずはシートチューブのBBとの接合箇所から。
写真のようなテンプレートを使用し、アールを作っていきます。





BBと隙間無く直角にできたところで、BBとシートチューブをタッキング(仮止め)します。



仮止め後、定盤上でBBとの水平を確認し(写真無し)、次のダウンチューブのマイタリングへ。




トップとダウンチューブはダブルバテッド管。
パイプ肉厚が真ん中だけ薄くなり、両端は厚くできています。
写真のように覗いて、そのバテッド位置(薄くなりだす位置)を確認して、パイプをどこで切るか決めます。
(どっちがお客さんか分かりませんね、右がお客様、左は管理人のカツオ君です)




シートチューブの時と同じようにテンプレートを使い、ざっくり切ります。
その後、実際に沿わせる素材を合わせて、アールを隙間無く追い込んでいきます。

最終的にぴったり合わせるのはジグの上で行いますので、ここではそこそこに。
「短いよりは長い方がいいですよ」 と、お伝えもして。。






と、二日目もここで終了。 おつかれさまでした!

三日目の作業は何から? 
図面のトップチューブをよくご覧下さい。
ベンドトップです。

火曲げに挑戦されます! どうなるのでしょう。
BYOBでチューブをまげて作るのは、Toshimax's FatBike 以来、お二人目!
次回が楽しみです!

その後は、トップチューブのマイタリング、シートスリーブのロウ付け、ボトルボスなど、小物の取り付け、、、  と続きます。

前半分が仮止めされるのは、4日目になるでしょうか。
ホントに手の込んだ車両です。  

奥様は幸せな方ですね^^

制作風景はこちらからもより細かくご覧いただけます。

(表題にあります"Macchi"はご自身のブランド名にされるお名前だそう。
 サイクルデザイン学校の方も実践的でおられますね。なんだかうれしくなります!)



下は今現在(10/18AM)の様子。
臨時要員とはいえ現役のメッセンジャーさんが作られる、Wakky's Disc Road。
最後の小物取り付けに入っています。
フォークも作られるこちらの方、完成は間近ですね!

もう一息! がんばって参りましょう!






 新宿落合の BYOB Factory Tokyo 。
ご見学やご相談、いつでもお受けしております。

お気軽にお問い合わせ、ご来訪ください。
お待ちしております。



BYOB Factory Tokyo


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byob.factory@gmail.com

















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